■本田光曠


本田光曠ガバナー

先ずは、3月11日発生しました東日本大震災・津波とそれに伴う原燃事故に際し、被害を受けられた皆さまに心からお見舞い申し上げますと共に、私どもも同じ気持ちで強力に支援し、一日も早い復興をお祈り致しております。
さて、本年度の国際協議会において、R I 研修リーダーから「ロータリーは20年後どうなっていると思われますか?」と問われました。「20年後にはもうこの世にはいないから、分かりません!」とジョークの答えが返って来ました。「もうなくなっているのでは・・・」という悲観的な言葉さえもささやかれました。
しかし、皆さんも同じ思いだと思いますが、20年後にロータリーが消滅することはないでしょう。それは、ロータリーには「奉仕の理想」があるからです。
しかし、世界中で変革が起こり、この変革の波は、今まさに日本にも容赦なく押し寄せ、大きく揺れる社会の変化と共に、ロータリーを取り巻く環境も厳しい転機にあります。
ロータリーと家族、ロータリーと地域、ロータリーと職業など、自分自身を取り巻く日々の環境変化に対応しなければなりません。しかし、私はこの厳しい時機を明るい未来への過渡期と捉え、事態打開の努力を続けていけば、必ず晴れ間が見えてくると確信しています。
その為には、正しいロータリー情報の普及が求められており、今までのやり方、方法を新しい時代とともに見直していかなければなりません。そこには、変える勇気と変えない勇気が必要です。
次年度のカルヤン・バネルジー会長は「こころの中を見つめよう 博愛を広げるために」と新年度のテーマを発表されました。そして、その強調事項として、『家族・継続・変化』を挙げておられます。
ロータリーは、それぞれの地域で生まれ、育ち、家族と共に地域の人と人との絆によって成立しています。その絆が正しく確実なものになれば、健康で住みやすい地域づくりの目的を果たすことができるのです。ロータリーの原点は職業奉仕にあり、職業奉仕の原点は家族です。"奉仕の心"を育む源です。そして、人と人との出会いがなければ、自分の世界は広がりませんし、進展も繁栄もありません。ロータリーは選ばれた大人の集団ですから、自分の役割を知って、社会に貢献し、人々に喜びと勇気と希望を与え続けていかなければなりません。
その為には「入りて学び 出でて奉仕せよ」の精神を持った多くのロータリアンと出会い、親睦を深め、共に学び、友情を育み、お互いが協力し合うことが大事です。
マザーテレサの言葉に「愛の反対は何かと問われた時、皆は憎しみと思うかもしれないが、実は愛の反対は無関心なのです」と、語られています。先ずは家族、周囲をハッピーにしてあげること。身近な人を救ってあげること。この心が大事なのです。私たちロータリアンは、お互いの役に立つために、縦糸の縁と横糸の信頼で結ばれています。そうです、博愛の心で結ばれているのです。この心を広げていくことが自分の心を見つめ人生を謳歌させることになるのです。改善できること、変えるべきこと、始めるべきことは何かを見定めて自分自身を変化させましょう。
次年度地区で掲げるスローガン『心機一転』は、此度の東日本大地震災害復興への支援を最優先事項とし、強化体制の為の元気な地区とクラブ作りをするために、3か年の長期計画を作成し、クラブ強化のサポート・CLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)導入の検討、新世代育成とロータリー家族の充実、公共イメージと認知度の向上・クラブの柔軟性と会員の多様性を増進することをお願いしていきたいと思います。皆さんにはクラブの現状と課題について、長期的ビジョンを描き目標を定め、継続的に一貫性を保つため、数の問題ではなく「質の強化、組織の強化、リーダーシップをもった人材の養成」を75クラブで実施してもらいたいと思います。ロータリーは永遠に不滅です。10年後20年後30年後も活力あふれるクラブであることを期待しています。
「穴(奉仕)は深く掘れ、直径(人の輪・交流の輪)は自ずから広がる」の精神で邁進していきましょう。皆さまからのご指導ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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