こんにちは。
本日の会長の時間は先週あるテレビをみていて感動しましたので、お話したいと思います。
毎週日曜日にOBSで放送されている「Youは何しに日本へ?」という番組で、テレビ東京では昨年7月、OBSでは先週1月20日に放送されたのですが、ウガンダの元ストリートチルドレンの青年で多くのストリートチルドレンを支援している、24歳のビッグダディ、スタロン・ルゴンダくんが出ていました。
彼はウガンダのスラムのシングルマザーのもとで生まれ、貧困のため彼を育てることができず7歳の時に親戚に引き取られ、奴隷の様に使われ虐待を受けていたそうです。
11歳で彼は奴隷の様な生活に耐えきれず家を出てストリートチルドレンとなります。
ストリート生活も過酷なサバイバル生活ですが、それにも負けず多くの仕事をこなし少しずつお金を貯め15歳で部屋を借りることが出来、ストリートから抜け出しました。
その時に一緒に路上いた自分より若い少年二人を家に誘い入れたの今の活動の始まりで、現在は40人の子どもたちを養っています。
一人で40人の生活を守るため沢山の仕事を掛け持ち、本当に働き者で優しい青年でした。
「人は居場所がないと、他人や自分自身を傷つけてしまうもの。だから僕は、彼らに家族を与え、居場所を与えたかった」とスタロンくんは言っています。
なぜ日本に来たのかというと、彼のことを知って支援してきた日本の支援団体代表が、日本から彼を応援してきた人たちに直接会わせたいと思い立ち、彼を日本へ招待したそうです。
日本から彼らを支援した団体はどんな団体なのかというと、NGOゴスペル広場(別名GQ Family)という、ゴスペルを歌うグループを全国各地で運営し、その収益の一部で国際協力を行う団体でした。
2023年7月にその団体の代表がスタロンくんとオンライン上で知り合い、出会った当時、水道も井戸もトイレもない小さな村で暮らしいる彼らを助けようとメンバーに呼びかけ、その寄付によってトイレや井戸が建設されました。
日本で初めて体験や目にするエスカレーター、高いビル、エレベーターにびっくりしている姿や沢山の差し入れにに「これまで、食べ物を隠された経験はあったけど、食べ物をもらった経験はなかった」と涙を浮かべ、お土産のひとつひとつ、励ましの言葉一言一言に深くお礼を言うスタロン君の姿に感動しました。
彼は元ストリートチルドレンで多くの仕事をして40人を養う、決して自分が裕福だからしている訳ではなく、本当に「子どもたちを救いたい」という気持ちだけなのです。
日本に来て電車移動の際には、人身事故のアナウンスにも出くわし、日本の自殺率の高さについて知ることとなり、便利なものが揃っていて天国のような日本で自殺する人がいるという事実に衝撃を受けたそうです。
日本で働くことが出来れば、彼の様な勤勉で優しい青年は引くて数多でしょう。
実際私のとこに欲しいです。
また、来日中にはウガンダの大家から「子どもが多すぎる」などの理不尽な理由で強制退去の通告を受けるという出来事があったそうです。
強制退去を知ったNGOゴスペル広場の代表が主導で緊急募金が募られ、集まった資金で土地を購入できたそうで良かったです。
改めて便利なものが揃っていて天国のような日本で生活できている幸せを感じましたが、スタロンくんの顔を見ていると人生で何が大切なのか?を考えさせられましたし、ロータリアンとして出来ることも考えさせられました。
よければ「UNITY HOUSE ウガンダ」でYouTnbeもありますので覗いて見てください。
以上、会長の時間でした。