今週の例会

第13回 11月14日(月)

会長の時間

四つのテストについての話です。

四つのテスト

  1. 真実かどうか
  2. みんなに公平か
  3. 好意と友情を深めるか
  4. みんなのためになるかどうか

「四つのテスト」は、シカゴ・ロータリークラブの会員であったハーバート・テーラーが、1932 年に世界大恐慌のあおりを受けて倒産の危機に瀕していたクラブ・アルミニウム社の会社再建のために考案した社員の行動基準でした。会社を再建するためには、道徳的、倫理的な指標がどうしても必要だと考え、従業員が正しい考え方を持って正しい行動をすれば、会社全体の信用が高まるに違いない。社員全体が簡単に憶えられて、自分を取り巻く全ての人たちに対して、考えたり、言ったり、行動したりするときに応用できる、道徳的な指標が必要であることに気づき実践しました。

しかし、ある弁護士は「もし私がこのテストを厳密に実行したら、私は飢え死にするでしょう。ビジネスに関して言えば、四つのテストは絶対に実行不可能です」と、たしかに強い信念をもって実践しないと、そんなに簡単なことではないと思います。

テーラーはこの行動基準を、従業員、顧客、取引先すべてに厳格に適用し、その結果会社の信用が増し、業績も回復しました。今日のロータリーの中核には、倫理的卓越性を使命とする四つのテストが存在し、共に繁栄することができるのです。

RI 理事会は、この「四つのテスト」を 1943 年正式に採択し、1954 年RI 会長に就任したとき、テーラーは「四つのテスト」の版権を RI に寄付しました。以後、ロータリーでは、ロータリアンの行動規範、職業奉仕実践の基準として、「四つのテスト」を奨励しています。

例会の様子

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