今週の例会

第17回11月21日(月)

会長の時間

 今日は平安時代の才女たちの話の続きです。前回、紫式部、清少納言、和泉式部、赤染衛門の4人の個性的な生き方、及び作品を紹介して、平安時代は個性的な生き方が許容されていたのではないかという話をしました。

 ところで紫式部は藤式部と呼ばれていたが、式部は父の官位、紫は物語の中の人物、紫から引用して、後の人が紫式部と呼ぶようになったということです。清少納言の清は清原氏の略称で少納言は家の格、身分です。和泉式部の和泉は夫の官位の和泉守(いずみのかみ)に基づき、式部は身分です。赤染(あかぞめ)衛門の赤染は家の名前、衛門は身分です。つまり姓は家の姓の略称だったり、夫の官位だったり、名前の方は身分だったり、父の官位だったりして、本人の名前は分かっていません。そういう慣習だったのでしょうが、仕えた中宮の名前は定子だったり彰子だったり名前が分かっているので、名前があったはずです。鎌倉時代は北条政子、室町時代は日野富子と名前が分かっています。それに比べると前の時代とはいえ不思議なことです。しかし平安時代はあれだけ個性的な生き方が許容されていたわけですから、女性が活躍できる時代であったことは間違いないと思います。しかも平安時代の同時代のヨーロッパの女性は100%文盲だったということですから、日本はヨーロッパより女性が活躍出来る社会だったということになります。

 さて現代はどうなのという話ですが、国外では、メルケル首相・朴大統領は国の指導者であり、ヒラリーさんがアメリカ大統領選に民主党から選ばれたりして、女性が活躍していますが、日本では蓮舫さんが民進党の党首になった位です。一見外国と比較して、日本では女性の社会進出が遅れているように見えますが、社会進出をしても良いし、主婦を選んでも良いし、家庭では実権を握っているし、女性は日本の方が多様な生き方が出来ているのではないでしょうか。

 もちろん女性が社会進出出来るような社会的システムの整備たとえば保育所の充実とかは必要なことだと思います。

 ヒラリーさんが大統領選に負けて、「ガラスの天井」は破れなかったと述べた時に、アメリカではまだ見えない女性差別があるのかなと思い、日本は一見女性の立場が弱い様に見えますがそうではなく、実は多様性のある生き方が出来ているのではないかと思った次第です。

例会の様子

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