今週の例会

第27回2月13日(月)

会長の時間

 先週に続き「ロータリーの友」2月号からの話です。縦組みの18ページに「米山梅吉この一冊」として「幕末西洋文化と沼津兵学校」(昭和9年出版)という本が紹介されています。内容は、「明治維新は大政奉還によって成りましたが、徳川方も協力して、徳川が保持していた文化の奉還も行ったことが、維新をスムーズに達成させたと考えられました。文化というのは、幕府の世界情勢に対する知識の蓄積と、徳川幕府約270年を支えた官僚組織のことです。」という具合に紹介されています。興味を引いたのは、私が最近読んだ本の内容と似ていたからです。その本は最近発売されたのですが、「ノンキャリア組を含めた新政府官僚の六~七割は幕臣または幕府時代の藩吏であった。そうでなければ、政府・行政を機能させることが出来なかったのである。」と述べている部分があります。この意見は米山さんの本の中身に似ていると思いませんか。

 その本のタイトルは「官賊と幕臣たち」(サブタイトルは~列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート~)です。衝撃的な内容も多く、例えば戦国時代には日本に奴隷が存在したということです。その奴隷達は、外国のブローカーにより、東南アジアに売られていたそうです。しかし本題は、明治維新は、「尊王対佐幕、攘夷派対開国派というような単純な二極対立の図式で語られ、守旧派の佐幕派を尊王攘夷派が打ち破ることによって日本に開明的な新時代をもたらしたと」と、我々は教えられてきましたが、それは、史実とかけ離れていて、薩摩・長州の軍事クーデターによる政権の簒奪であると言っている点です。行政組織は徳川幕府時代のものを利用しているし、開明的と思われている開国もすでに幕末の老中阿部正弘によってなされたものです。その際、直接外交交渉に当たったのは幕臣官僚たちです。彼らは近世的な高い文化レベルを持っており、圧倒的な軍事力を持つ欧米列強に対し、交渉により日本侵略を防いだということです。その時に「尊王攘夷」を叫び続けた倒幕勢力(薩摩・長州)は、「官」を名乗りはしたがその実態は「賊」ではなかったかと述べています。

 この著者が彦根育ちだということを差し引いても、私たちが歴史的事実と教えられたことに対して、別の見方があることを考えると、隣国ももう少し謙虚になったらと思います。また、ロイターや世論調査会社大手のラスムセン社の米国の世論調査によると、トランプ大統領の「入国禁止」例に対し、アメリカ人の賛成派は50%台の前半から後半ということです。その他の大統領令も指示されているということです。日本での報道からすると意外なことだなと思いました。米山さんの本から、大統領令の報道内容まで飛びました。

例会の様子

Copyright © 2022 大分臨海ロータリークラブ. All Rights Reserved.