今週の例会

第6回 10月4日(月)

会長の時間

 コロナ禍という状況で開催の賛否が問われたオリンピックが閉幕しました。
個人的には開催されて良かったと思っていますが、オリンピック組織委員会など運営側は、開催直前までいくつも問題が露呈し、国民に評価は決して良いものではなかったと思います。
東京大会では、開幕と同時に、連日のメダルラッシュとなり、日本は過去最高の成績を収めることが出来ました。
そんな中、競泳の瀬戸選手、バトミントンの桃田選手などメダル確実といわれた人や、男子柔道では向井選手だけがメダルを獲得できませんでした。
3選手に共通することは、大なり小なり過去に問題を起こし世間から批判を浴びた人たちです。
期待が多きかった分、「これは神様の仕業か?」そんな気持ちにさせる残念な結果でした。
彼らは大変な努力を積み重ねてオリンピックの舞台に立ったにもかかわらず、今回の結果が過去の問題行動と関連付けられてしまうのはとても残念ですが、神様がどこかで見ていて彼らに反省を促すために試練を与えたのかと思ってしまいました。
私自身も襟を正し、責任を持った行動を心がけようと思いなおしたところです。
また、東京大会は新種目も多く、中でもスケートボードは、若い選手が大活躍しました。
彼らはスケートボードを競技として始めたのではなく、親から与えられた遊び道具のスケートボードが楽しく、ハマっていった延長線上に今回の結果があるような気がします。
他の競技の選手に比べ、オリンピックを楽しんでいるようで微笑ましく感じました。
逆にサッカーの久保選手が3位決定戦の後、大泣きする姿は、大変なプレッシャーと重すぎる責任を背負って戦っていたことを物語っているようでした。
柔道では、ロンドン金メダリストの松本薫さんが、泣きながら選手のこれまでの努力や彼らの気持ちを代弁し伝える言葉に感動しました。
一般の視聴者にも強い感動を与えるわけですから、同じ競技を経験し、近くで選手の努力を見てきた松本さんの伝える言葉は、さらに感動を膨らませてくれました。

 最後に、ネット上ではオリンピック関連ニュースで、「日本のおもてなしが海外の選手に感動を与えた」「日本は、日本人は、素晴らしい!」そんな類の記事をよく目にします。
テレビの番組でも日本を礼賛する内容のものが多くなった気がします。
素直に「日本は素晴らしい、日本人で良かった」と思えばよいのですが、逆に国際社会における日本の現在地を誤魔化すためのプロパガンダのように思えてなりません。
太平洋戦争で連戦連敗の中、日本側の戦果だけを伝え、現実から逃避させようとしたやり方と同じように感じるのは私だけでしょうか?
選手の活躍は、日本人の誇りとなりましたが、日本の政治に対してはますます不信感を募らせる結果となった東京オリンピックだったような気がします。

例会の様子

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